報道されなかった常温核融合実験の成功?
UPDATE 2008.12.27 ビデオ追加。リチャード・コシミズ氏が資金集めなどに協力しています。
UPDATE 2008.12.27 朝日新聞がトリウム溶融塩炉を取り上げました。
2008年5月22日、大阪大学の教授が常温核融合の実験に成功したとのことです。本当に成功したなら、歴史に残る偉業です。
元ソースはここです。
荒田吉明・阪大名誉教授が常温核融合の公開実験に成功されました!
どうやら本当に成功したらしいです。しかしリンク先によると、日刊工業新聞と日経産業新聞しか報道されなかったようです。今のところ、ネットでもテレビでも報道されていません。
日刊工業新聞の記事です。
| (引用開始) 阪大、固体核融合で公開実験-ヘリウムの生成など確認 (2008.05.23)大阪大学の荒田吉明名誉教授は22日、固体核融合に関する公開実験を行った。金属ナノ粒子に対して純度100%の重水素ガスを導入、ヘリウムの生成と熱エネ ルギー放出を確認した。一般に三重水素の熱核融合には約3億度Cの超高温が必要とされている。今回、ヘリウム生成が計測されたことで、固体内で常温核融合反応が起きている可能性があるとしている。 実験では、酸化ジルコニウム・パラジウム合金のナノ粒子を使用した。重水素ガスが合金内に取り込まれると同時にヘリウムに変換されるという。重水素が金属の格子内に取り込まれると同時に変換されると見られるが、電子雲やイオンの挙動など原理的に分かっていないことも多い。 ヘ リウムは合金の格子内に取り込まれると、数百度Cの熱を加えないと外へ放出できない。重水素が取り込まれることで飽和状態になるため、サンプル再生が課題 となる。さらにほかの有効な合金サンプルの検討も必要になる。荒田名誉教授は引き続き固体核融合反応を実証するため「研究所をつくりたい」と話している。 |
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多国間共同で核融合の研究をしている ITEA(国際熱核融合実験炉)という枠組みがあります。リンク先ページの下にある日の丸をクリックするすると、独立行政法人日本原子力研究開発機構(JAEA)のトップページに行きますが、ここには全く情報はありません。ちなみに、バラバラの組織でやっていた原発関連の特殊法人が、昨年、この独法に吸収されました。核融合も核燃料サイクルもこの中にあります。
英語圏のニュースを検索すると、いくつか出てきます。
Arata-Zhang LENR Demonstration
ここには、「個体核融合核実験のご案内」という日本語パンフレットの写真がありました。
Scientist Creates Cold Fusion For the First Time In Decades
ここには、「公開実験には、メジャーな新聞社6社と、テレビ局が2つ来ていた」と書かれています。
核燃料サイクルは2050年ごろの実用化を目指しています。もし本当に常温核融合の実用化の見込みが出れば、核燃料サイクル無用論ということになりかねません。この偉業が報道されないのは、その辺の既得権益関係でしょうか。
続報があればまた追加します。
UPDATE 2008.12.27
荒田博士から、リチャードコシミズ氏にお礼の手紙が届きました。
リチャード・コシミズ 【独立党大阪勉強会 2008-11-01】 (1時間47分)
http://video.google.com/videoplay?docid=-1198911172610409375
ビデオは勉強会で手紙の朗読、荒田先生との対談、実物の実験装置の前で説明、その後勉強会に戻ります。
UPDATE 2008.12.27
朝日新聞がトリウム溶融塩炉を取り上げました。
朝日新聞 (私の視点)原子力発電 核兵器生まぬトリウム炉検討を 亀井敬史 (魚拓)
参考資料
- 古川論文に佐藤栄作賞「最優秀賞」授与!
- 資源エネルギー庁:「トリウム溶融塩発電方式」はなぜ日本で検討されないのか(WebArchive)
- トリウム熔融塩炉、資源エネルギー庁、参議院で事実無根の答弁? (ブログ)
- 2003年実施のパブリックコメントに対して、門前払いの経産省 (PDF)
●コメント:より安全で効果的なトリウム溶融塩炉システムへの移行を促進すると記述すべき。(1件)
●回答:トリウム溶融塩炉については、基礎的研究開発段階にあり、国内で未だ具体的な研究炉の建設計画はない状況。なお、原子力委員会が平成14年11月に取りまとめた「革新的原子力システムの研究開発の今後の進め方について」においては、主な革新的原子力システムが紹介されているが、トリウム溶融塩炉については取り上げられていない。
コメント
公式発表で実用化が2050~2100年となっている天下りパラダイス・核燃料サイクルと高速増殖炉。アメリカの廃棄物の処分場になりそうな六ヶ所村。ムダ以外の何物でも無いプルサーマル。事故報道以外は未だにマスゴミのタブーになっている。毎年つぎ込んでいる数千億円のうちの1%でも新型炉の研究開発に使えれば、と思います。実用化の見込みが立っていないのは同じなのですから。
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