政治資金規正法は何回改正してもザル法?
UPDATE 2009.3.10 消費税25%でなぜ満足? スウェーデンを徹底取材もぜひご覧ください。日本の政治とカネ、情報公開制度がいかにひどいものかわかります。
あれから政治資金規正法は2回ほど改正され、現在効力を持っているのは、2007年7月と12月に改正されたバージョンです。来年(2009年)1月1日に最新の改正が施行され、1円からの領収証添付が義務づけられます。現在はいわば、法改正と法改正の隙間というところです。
総務省のなるほど!政治資金の改正のポイントを見ると、なるほど1円からの領収証など、いいことばっかり書いてあります。しかし政治団体の定義が1つ増えてます。何か問題が起こると法律を複雑にして、さらに奧に逃げ込むのはいつもの事です。「国会議員関係政治団体」が新設されています。ココ怪しいです。
福田総理の政治資金を調べよう(ビデオ)
調べたところ、面白いビデオがありました。日テレで今年の1月と3月に放送された番組「リアルタイム」です。ビデオが2つあります。(既にご覧になっている方ご容赦)
番組のページです
- 政治とカネのブラックボックス、開けます
- 政治団体って何?(第2回)
- 総理大臣の政治団体に行ってみた!前編(第3回)
- 福田総理の政治団体に行ってみた!後編 (第4回)
- 福田総理の政治資金収支報告書を見ようとして,,,ハテナ?(第5回)
どうでしょう。法律の見かけの印象と実態(運用)がかけ離れている良い例ではないでしょうか。もちろん福田さんを批判してるわけではありません。あの手この手で情報を出したがらないのは、官僚も政治家も同じです。どの大物政治家も似たようなものでしょう。
結局、今回の法改正では政治とカネの根本的な問題は、何も解決されてないと言って良いでしょう。「1円から領収書を出す」。この言葉に騙されるところでした。むしろ1円からの領収書など不要です。詳しくは、以下の河上和雄氏のブログをご覧下さい。わたしが書くより遙かに分かりやすく説明されています。
政治団体とは
特に厳密な定義は無いようです。政治的目的を持った団体のうち、政党や政治資金団体の条件を満たさないもの、というところでしょうか。右翼団体や、なんとかさんを応援する会などがこれに当たります。代表者、会計責任者、臨時の会計責任者の3人がいれば届け出だけで作れるようです。
ですが実際に政治家が代表になっていなくても、その政治家とウラで繋がることが可能です。政治団体は全国で7万あり、どの政治家とどの団体が繋がっているか、政治家にいくらカネが流れてるか、監査しきれません。今回の改正でも、この肝心なところにメスが入っていません。
資金管理団体とは
候補者の資金を管理するための政治団体。候補者本人が代表となる。資金管理団体への企業献金が小渕内閣の時に禁止されたため、今はあまり使われていないとのこと。
国会議員関係政治団体とは
今回新しく定義された政治団体です。資金管理団体に似てますが、こいつがクセモノです。
美しい政治資金収支報告書
政治資金収支報告書は、特製プラグインを入れないと閲覧できなくなってます。テキストをコピーされたり、印刷されないよう、わざわざ画像データ、それも専用のプラグインが必要な特殊なフォーマットにしてるわけです。もうとにかく見せたくない、見られたくないようで、子供のようなことをやってます。国民にとってはただ不便なだけで、こんなものは不要です。
この「SSV Viewer Plugin」の発行元はVenture Wave Inc.となってますがおそらくここでしょう。昔は自民党のサイトでもこのプラグインを使ってました。来年4月から、やっとめでたく印刷できるようになるらしいです。
報告書の要旨だけなら、総務省サイトのここでPDFでダウンロードできます。ここでも、ダウンロードする度にファイル名が変わる、アクロバットリーダーのツールバーを消すなどの小細工がしてあり面白いです。
ダウンロードした自民党のPDFをおいておきます。
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